THE ART OF PHYSICAL SENSATION

EDUCATION

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日本身体文化研究所について
JAPAN Institute of Physical Technology

 日本身体文化研究所は、無形文化として伝承されてきた日本古来の身体技法を、古代インドの古層にまで遡り、アジアのヒンドゥー・仏教文化圏に広く遍在する身体の思想を、現代に再構築するための研究をおこなっています。立つ、坐る、歩く、呼吸する、といった日常の動作を、からだが本来的にそなえている「自然の理法」にしたがわせることは、古代の昔から、病を治癒し、心身の調和をもたらす基本的な嗜みであると考えられてきました。
 これまでの研究を集約した「からだのメソッド」は、じぶんの身体を適切にあつかうための基本技術であり、大学教育における基礎研究をとおして一般の方々にもわかりやすく、安全にご紹介できるような教材化が進み、月に二度の講習会を開催しています。また、坐法を中心とした姿勢研究は、個人個人の身体に合わせた椅子づくりへと展開し、いままで400件以上の制作事例から、腰痛をはじめとするストレス症状の治癒と予防のために、たしかなデータを積み上げてきました。
 じぶんの身体のあり方に明確な論理をもつことは、身の回りの生活環境を整えるたしかな指針となり、またそれは多くの学者が苦心の末にたどり着いた「文化の定義」そのものでもあります。

 「明治から戦後にかけて、なし崩しに解体されていった日本の身体文化を、西洋化した現代生活のなかで、どのような形で再生させることができるのか?」

 この問いかけは、わたしたちのすべての研究を貫く共通のテーマであり、多くの方々とともに無形の文化遺産を発掘していけることを願っています。

矢田部英正

 研究活動の概念図

CONCEPT